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寛解

寛解(かんかい)

 

この会で言う寛解とは、うつ病や双極性障害(躁うつ病)の症状とうまく付き合えてる状態で、医者や薬の力を借りつつ生活に支障がない状態を言います。寛解状態になったとしても、再発の可能性はあります。自己管理はとても大事になります。

 

市民活動

 

市民活動とは、社会の課題を解決するため、人々が、新たな手法 などを開発・提案したり、新しい生き方を 創造するなど、「自主的 で営利を目的としない社会貢献活動」を言います。

 

社会資源

 

社会資源とは、利用者がニーズを充足したり、問題解決するために活用される各種の 制度・施設・機関・設備・資金・物質・法律・情報・集団・個人の有する知識や技術 等を総称して言います。

 

自助会・自助グループ・当事者会・患者会・ピアグループ

 

何らかの生活課題や問題を抱えた人(当事者)たちが、互いに支え合い、その問題などを乗り越えようとするグループ。基本は互いの顔が見える、互いが影響し合える小さなグループで、実際の効果が得られる。 互いに「援助者」「相談者」の役割を経験することで、専門医の診断のみを受け入れた場合などに奪われがちな自尊心や、自分が仲間の手助けができるという感覚をもつ事ができ、仲間同士の「共感」が問題解決に役立つでしょう。

 

茶話会(交流会)

 

社会資源として茶話会を考えてみると、それぞれの目標に向けてワンクッションを置き、交流のなかから次の道筋が見えてくる場所。が目指すところでしょうか。自助会などが目指すものより、一段さげて、交流メインで、まずはどなたにでも元気になれる場所を提供できればと思います。茶話会とは、自助会・自助グループ・当事者会・患者会・ピアグループの内容を含んだ交流会といえるでしょう。

 

双極症(双極性障害・躁うつ病・躁鬱病)

 

双極症は「躁」と「うつ」の症状を繰り返す病気です。双極症は、「躁」の症状に応じて、大きく「双極Ⅰ型」と「双極Ⅱ型」に分けられます。「双極Ⅰ型」の躁状態は、ものすごくハイになり、周りに​大きな迷惑をかける場合です。「双極Ⅱ型」の躁状態は、軽躁状態であり、本人も周りも絶好調と思ってしまいがちな場合です。双極症の治療は単極性うつ病より難しいとされていますが、周囲のサポートを得ながら正しく治療を続ければ、症状に振り回されず、安定した社会生活を送ることができますので、早めに専門医による適切な治療を受けることが大事です。

 

単極性うつ病(うつ病・鬱病)

 

強い「うつ状態」が長く続き、日常生活に支障がでてしまう病気です。一時的で、日常生活に支障がでない気分の落ち込みは、「うつ病」とはいいません。「うつ状態」というのは、物事に対する関心や取り組む意欲が失せて、何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態をさします。うつ病は早期に発見して適切に治療すれば、十分に治せる病気です。このため、患者さん本人や周囲の人が早く気づいて、専門医による適切な治療を受けることが大事です。

 

ピアミーティング

 

ピアミーティングの「ピア」とは「仲間」という意味ですが「当事者」と置き換えて良いでしょう。自分達の知りたい事、話したい事を、ざっくばらんに語り合うことです。 ミーティングの内容は様々ですが、武蔵野茶話会では カードを使った対話型鑑賞 を使ってアイスブレイクしたり、傾聴を中心とした共感を目的とした対話をしています。以下のルールで行います。

 

話す時間配分に配慮する。
・話すときには自分のことを自分の言葉で話す。

・人の話は誠実に聞き、途中でさえぎったり割りこんだりしない。
・人が話した内容について非難、中傷、説教、アドバイスなどは避ける。
・ミーティングで聞いた話は口外しない。

★特に口外しないことは絶対条件といえます。普段話せないことが話せるのも、この信頼があってこそです。約束を守ることで仲間や自分を守っています。共感し共に助け合う仲間としてご配慮ください。

カードを使った対話型鑑賞

対話型鑑賞とは、1980年代半ばにアメリカのMoMA(ニューヨーク近代美術館)で開発された作品の鑑賞方法の1つです。作品鑑賞とは本来であれば、作品の近くに掲示されているキャプションなどを元に作品を鑑賞します。しかし、対話型鑑賞では美術の知識ではなく、その場で感じた感想や想像を元に参加者と対話を行う点が特徴です。

【ファシリテーターとしての促し】

・作品をよくみる

・観察した物事について発言する

・意見の根拠を示す

・他の人の意見をよく聴いて考える

​・話し合い、さまざまな解釈の可能性について考える

【3つの問いかけ】

①この作品の中で、どんな出来事が起きているでしょうか?

②作品のどこからそう思いましたか?

もっと発見はありますか?

​①質問に答えようとすることで、脳の知覚を生成する部分と言語中枢とをつなぐ神経経路が恒常的に活性化される。

②論理的思考を自然に促す問いかけで、自分の解釈の根拠を作品に基づいて示すことが求められる。それによって、短期間に驚くべき論理的思考力を発揮するようになる。

​③意味生成のプロセスを深める役割。観察や考察しがいのある対象を与えられ、続いて適切な刺激を与えられると、集中する力が働くようになる。

(カードを使ったアイスブレイク)
 

①カードを表にして全て見えるようにする
②カードを一枚選んでそのカードの解釈で自己紹介をする

例)人物のカードが自分に似てると感じたからとか
例2)建物のカードが好きだからとかの理由など

③相談ごとがある人がいれば優先する

④ファシリテーターがカードを裏返してシャッフルする
 

⑤相談者が一枚カードを選ぶ 

⑥相談ごとが浮かばない場合はその状態でカードを一枚引く 

⑦選んだカードから相談者が自分の現状をカードから感じたことを話す


問いかけ

 

1.カードの中で、どんな出来事が起きているでしょうか?
2.それは、どこからそう思いましたか?
3.もっと発見はありますか?

 
 

⑨相談を受ける側は、相手の自己紹介、話した現状を考慮する
⑩相談者のカードを解釈しこじつけて相談に応える 

 

⑪どんなカードでも最後は相手を思いやり「励まし」がある回答を目指そう
⑫考えが浮かばない時はパスして後から答えるのもOKです

⑬コミュニケーションゲームを楽しみましょう!

双極
うつ
ピア
タロット
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